ラーメン丼のかたちの名前
ラーメン丼のかたちには、いくつかの分類があります。
おもに形の特徴からその名前がつけられています。
下記以外にも最近ではさまざまな形状やテクスチャを持つ器がありますので
全てが分類できるわけではありませんが、ラーメン丼として代表的なもの6種類を記します。

参考例:黒釉銀龍紋 6.3高台丼
高台丼・反高台丼
(こうだいどん・そりこうだいどん)

参考例:古染印判 6.5切立丼
切立丼
(きったちどん)

参考例:花鳥 7.0玉丼
玉丼・玉渕丼
(たまどん・たまぶちどん)
高台(うつわの足の部分)がはっきりしていて、丸みを帯びたシェイプ、口元が少し反った形、が特徴です。一般的なラーメン丼で、スープがたっぷり入るかたちです。 器の側面が「切り立っている」形をした丼です。片手で持ちやすく、重ねやすい、使いやすいどんぶりです。 丸みを帯びた形状で、口元の部分が太く丸くなっています。この部分の事を「玉渕(たまぶち)」と言い、口元が欠けにくいように工夫したものです。天津飯や、具の多いラーメンなどに使われています。

参考例:雲竜黒 五寸多用丼
多用丼
(たようどん)

参考例:柚子黒天目 7.0丸高台皿
丸高台皿(丼)
(まるこうだいさら・どん)

参考例:市松黒 8.0めん鉢
麺丼・麺鉢
(めんどん・めんばち)
ラーメン、うどん、蕎麦、カツ丼、などあらゆる丼メニューに使う事が出来る「多用な」丼です。特に特徴が無いかたちですが、中華よりも和風の絵柄をつけたものが多く見られます。 浅めで高台が高く、口元にリム(渕の平らな部分)がある形状です。チャーハンなどに使われます。 丸く開いたかたちが特徴で、大きさもあり、深さもある器です。汁気のある麺類の盛り付けに使いやすい形です。
その他の昭和製陶ラーメンの形状

浅高台丼
高台丼を少し小ぶりにしたタイプです。

八角丼
高台部分が八角形の特徴あるどんぶりです。

桂林丼
桂林の山並みのような美しいシェイプをイメージして作ったどんぶりです。

四角丼
四角形のラーメン丼です。高台は持ちやすいようくぼみ付です。

六兵衛丼
ロクロ目のことを、六兵衛(ろくべえ)と言います。

鳴門丼
うつわの内側・外側になるとのようにウズ模様を入れたどんぶりです。
*品名の「7.0」「6.5」などの数字は、7寸、6.5寸、をあらわします。1寸=3.03cmです。

ご質問、ご意見お気軽にお寄せください。
sales.dept@showa-seito.co.jp
電話 0572-59-2151
担当:林田
Copyright©2006- Showa Seito Co., Ltd. All Rights Reserved.